テスターの勉強は難しい?何から始めるべきかを徹底解説

記事の目次 4項目 · 10分で読めます
  1. 1. テスターとは?ソフトウェア開発プロジェクトにおけるテスターの役割
  2. 2. テスターの勉強は何から始める?初心者向けの詳しい学習ロードマップ
  3. 3. テスターはどこで学べる?
  4. まとめ

テスターの勉強は何から始めればよいのか、難しいのか。これらは学習を始めたばかりの方からよく寄せられる質問です。本記事では、VietIS Educationがその答えを詳しく解説します!

1. テスターとは?ソフトウェア開発プロジェクトにおけるテスターの役割

1.1. テスターとは?

テスターは「ソフトウェアテストの専門家」とも呼ばれ、不具合(バグ)を検出し、ソフトウェアが顧客の要求どおりに動作することを確認することで、製品の品質を保証する役割を担います。 

テスターは、テストシナリオの作成、テストデータの準備、テストの実施、結果報告、不具合報告といった一連のソフトウェアテスト工程を担当します。この工程を通じて、テスターは製品品質の向上に大きく貢献し、ソフトウェアが安定して動作し、顧客およびプロジェクトの要求を確実に満たすことを支えています。

1.2. プロジェクトにおけるテスターの役割

テスターの学習を何から始めるべきかを知るには、まずプロジェクトにおけるテスターの役割を正しく理解する必要があります。テスターは、ソフトウェアシステムに対してさまざまなテストを実施し、あらかじめ定められた基準どおりに動作することを保証する担当者です。主な役割は、自社のソフトウェアシステムを入念に検証し、多様なシナリオで動作させながら、潜在的な問題や不具合を特定することにあります。この業務では、開発初期段階で見落とされた不具合を発見するために、細部まで注意を払う姿勢が求められます。ソフトウェア開発プロジェクトにおけるテスターの役割は、次のとおりです。

  • 不具合の特定と報告

テスターは多数のテストを実施し、ユーザーの利用シナリオを再現しながらソフトウェアの挙動を記録します。想定との差異や問題点はすべて丁寧に記録され、対応のために開発チーム(Developers)へ連携されます。

  • テストケースの作成と実施

新機能の追加やソフトウェアの更新のたびに、新しいテストケース一式が必要になります。テスターは、変更点のあらゆる側面を網羅できるようにテストケースを設計します。その際、一つひとつのテストケースが問題を確実に検出できる精度を備えているかを見極め、不具合の見落としを最小限に抑えることが求められます。

  • 開発チームとの連携

テスターは単独で作業するのではなく、開発チームと緊密に協力しながら業務を進めます。発見した問題を的確に伝え、その対応と修正をサポートすることも重要な役割です。 

1.3. テスターの給与はどのくらい?

ベトナムにおけるテスターの給与は、職位・経験・語学力によって異なり、平均で月9百万VNDから40百万VNDの範囲です(ITviecの調査による)。一般的な内訳は次のとおりです。 

テスターのキャリアロードマップ全体を通して、給与は等級と経験年数に応じて次のように分かれます。

2. テスターの勉強は何から始める?初心者向けの詳しい学習ロードマップ

2.1. ステップ1:テストの基礎知識を身につける

テストに関する基本概念をしっかり理解することは、テスターという仕事の本質をつかむための重要な土台です。ここを固めることで、ソフトウェアを効果的にテストするために必要なスキルを着実に伸ばしていけます。 

テスター学習の出発点として押さえておきたい基礎知識は、次のとおりです。

  • Bug、Defect、Test Case、Test Plan、Test Scenarioといった基本用語を理解する。ソフトウェア開発プロジェクトの現場では技術用語が日常的に使われるため、早い段階で慣れておくことが大切です。 
  • テストの分類を学び、代表的なテスト種別(Functional Testing、Performance Testing、Regression Testing、Security Testing)を把握したうえで、自分に合った方向性を選ぶ。ただしVietIS Educationの経験豊富な講師陣は、まずManual Testingから始めて確かな基礎を築くことを推奨しています。 
  • Waterfall、Agile、Scrumなど、ソフトウェアテストに関わる主要な開発プロセスを理解し、実務に就いた際に必要となる知識をあらかじめ備えておく。 

2.2. ステップ2:土台となるスキルを磨く

プロのテスターを目指すうえで、基礎スキルの習得は業務効率を高めるだけでなく、テスト中に発生する予期せぬ事態への対応力にもつながります。重点的に伸ばしたい基礎スキルは、次のとおりです。

  • 論理的思考力:最も中核となるスキルです。仕様書や顧客からの要求を正しく読み解き、テスト範囲を見極めるうえで欠かせません。論理的思考力があれば、起こり得る不具合を予測し、「この機能はユーザーの利用シナリオどおりに動作しているか」といった問いを立てられるようになります。 
  • 分析力: 根本原因分析(Root Cause Analysis)の手法を用いることで、表面的な現象だけを追うのではなく、バグの根本的な原因を突き止められるようになります。 
  • コミュニケーション力:テスターには、開発チームが問題をすぐに把握できるよう、スクリーンショットなどの証跡(evidence)を添えて、明確かつ具体的に不具合を報告する力が求められます。またテストケース、テスト計画書、テスト報告書といったドキュメントの作成にも、分かりやすさと専門性の両立が求められます。さらにAgileやScrumのような現代的な開発体制では、チーム内で意見を交わし、相手の話に耳を傾けるスキルが不可欠となります。 
  • タイムマネジメント力: 短期間で多くの機能をテストしなければならないプロジェクトでは、ツールなども活用しながら時間を適切に管理することで、進捗を把握し期限内に業務を完了できます。 

2.3. ステップ3:テストツールに慣れる

これは、プロのテスターになるための道のりにおいて非常に重要なステップです。ツールを使いこなすことで、テスト業務を効率化し、生産性を高めながらソフトウェアの品質を確保できるようになります。 

  • 目的に合ったツールを選ぶ 

・Manual Testingの場合:JIRAやTrelloは、不具合(バグ)を体系的に追跡・管理でき、開発チームとの円滑なコミュニケーションを後押しする定番ツールです。またTestRailはテストケース管理に優れたツールで、テスト計画の立案からテストデータ全体の整理・保管までを効率よく行えます。いずれも直感的なインターフェースを備えており、初心者にも扱いやすいツールです。

・Automation Testingの場合:Seleniumはウェブアプリケーションのテストで最も広く使われているツールで、ブラウザ操作の自動化を実現します。より統合的な環境を求めるなら、使いやすいインターフェースと強力な機能を備えたKatalon Studioも有力な選択肢です。さらにPostmanはAPIテストに非常に役立つツールで、リクエスト(request)の送信とAPIのレスポンス(response)の検証を手軽に行えます。 

  • テストツールを実際に使ってみる

ツールの概要を学んだら、実際に手を動かして動作を確かめてみましょう。例えばJIRAのアカウントを作成し、不具合の起票と管理の流れを試してみる方法があります。同様にSeleniumを使って、フォームへの入力やウェブサイトへのログインといった基本的なブラウザ操作を自動化してみるのもよいでしょう。模擬プロジェクトや練習課題で実践を重ねることで、これらのツールの使い方を確実に身につけられます。

  • 新しいツールを自ら学び続ける 

ツールは常に変化し、更新され続けています。公式ドキュメントやオンライン講座を活用すれば、新しいツールも独学で習得できます。加えて、SNS上のテスターコミュニティや専門フォーラムに参加することも、先輩たちの経験から学ぶ良い方法です。

2.4. ステップ4:テスト業務に役立つプログラミング言語を学ぶ

すべてのテスターに必須というわけではありませんが、プログラミングの知識は、分析力の幅を広げ、データを扱い、複雑なシステムに対応するうえで欠かせないものです。VietIS Educationからのおすすめは、次の言語です。

  • Java:Javaは「一度書けば、どこでも動く」(Write Once, Run Anywhere)という思想のもとに設計されたオブジェクト指向(OOP)のプログラミング言語です。世界で最も広く使われている言語の一つであり、さまざまな分野、とりわけAndroidアプリ開発で活用されています。安定性、高いパフォーマンス、優れた拡張性が大きな強みです。
  • Python:Pythonは汎用性が高く、習得も利用も容易で、幅広い用途に適したプログラミング言語です。文法がシンプルなため、技術的な細部にとらわれず問題解決そのものに集中できます。強力なフレームワークが充実していることから、ゲーム、ウェブサイト、モバイルアプリの開発で広く使われています。 
  • C++:C++はパフォーマンスの最適化とメモリリソースの効率的な管理を目的に設計された、強力なプログラミング言語です。システムソフトウェア、ゲーム、グラフィックスアプリケーションなど、高速な処理性能を求められる用途に最適です。Windows向けのソフトウェア開発で使われることが多い一方、クロスプラットフォーム対応により、LinuxやMacOSでもコンパイルして利用できます。

2.5. ステップ5:実践を重ね、実際のプロジェクトに参加する

理論の学習も重要ですが、実際のプロジェクトでの実践はそれ以上に大きな意味を持ちます。理論を実務へと橋渡しし、経験を積み重ね、プロフェッショナルな環境で働く力を高めるための重要な一歩だからです。

  • 練習課題や模擬プロジェクトで実践する。ウェブアプリケーションのテスト、APIテスト、テストケースの作成と実行などに取り組んでみましょう。 
  • ソフトウェア企業でインターンシップを経験する。メンター経由、講座と連携したプログラム、あるいは通常の求人に応募する方法があります。 

3. テスターはどこで学べる?

テスターはどこで学べるのか、何から始めればよいのか、どのように学べばよいのか。これらは、業界に入ったばかりの方が常に悩むテーマです。現在、市場にはIT関連の講座やテスター養成クラスが数多く存在します。しかし、実務に即した質の高いカリキュラムを備え、修了後の就業までしっかり保証してくれる信頼できる教育機関を見極めるのは、決して簡単ではありません。

VietIS Educationは、日本のお客様向けにソフトウェア開発プロジェクトを13年以上手がけてきた企業VietISのエコシステムに属しており、初心者からのテスター育成をお約束します。修了後は2〜3か月以内のインターンシップ就業が保証されます。またVietIS Educationは受講生への就職紹介も行っており、修了基準を満たした方には、企業の正社員として活躍する道も開かれています。 

まとめ

プロのテスターになるには、粘り強さと学び続ける姿勢が欠かせません。基礎知識の習得から始まり、土台となるスキルを磨き、ツールに慣れ、プログラミングを学び、実際のプロジェクトに参加する。この積み重ねが、キャリアの確かな基盤となります。テスター講座にご関心のある方は、「学びは実践的に、仕事は現場で」を掲げるVietIS Educationまで、ウェブサイトまたはホットライン0963505030よりお気軽にお問い合わせください。ご相談は完全無料です。 

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