日本語学習は難しい?効率よく習得するための学習法とコツ

記事の目次 6項目 · 10分で読めます
  1. 1. 日本語の学習は難しいのか
  2. ひらがな(ひらがな)– やわらかい文字
  3. カタカナ(カタカナ)– かたい文字
  4. 漢字(漢字)
  5. 2. 効果的な日本語学習法
  6. まとめ

世界196か国には約7,000の言語が存在し、その中で日本語は「習得が難しい言語」の第3位に数えられています。それでも多くの人が時間をかけて日本語を学んでいます。日本語は世界的に広く使われている言語のひとつであり、とりわけ日本への留学、就職、生活を考えている方にとっては欠かせないからです。学習を始める際、多くの方が「日本語は本当に難しいのか、効率よく習得できる方法はあるのか」と迷います。本記事ではVietISとともに、日本語学習でぶつかる壁と有利に働く点を整理し、この言語をより楽に攻略するための賢い学習法をご紹介します。

1. 日本語の学習は難しいのか

新しい外国語を身につける過程には必ず一定の難しさが伴い、日本語も例外ではありません。どの言語を学ぶ場合でも、決意と忍耐力を持ち、毎日こつこつと知識を積み上げていく努力が求められます。とはいえ日本語には、多くの人が想像しているよりも学習者が取り組みやすくなる特徴も備わっています。 

1.1 日本語学習でよくある難所

日本語は外国人にとって難易度の高い言語のひとつであり、特に英語やベトナム語のようにラテン文字を使う話者にとってはなおさらです。習得のためには、文字体系や文法構造から発音・アクセントに至るまで、数多くの課題を乗り越えなければなりません。以下では、学習者がよくぶつかる難所を見ていきます。

  •  複雑な文字体系 

日本語学習における最大の壁のひとつが文字体系です。アルファベットが1種類しかない言語とは異なり、日本語では3種類の文字体系が使われ、それぞれに用途とルールがあります。

ひらがな(ひらがな)– やわらかい文字

ひらがなは、日本語学習者が最初に身につけるべき文字体系です。日本語の音を表す46の基本文字から成り、和語、助詞、接尾辞の表記や、漢字の読みを示すふりがなに用いられます。1文字につき読み方はひとつなので習得自体は難しくありませんが、初学者が全文字を覚えきるには相応の時間と反復練習が必要です。

カタカナ(カタカナ)– かたい文字

日本語における「かたい文字」カタカナ(カタカナ)の一覧 

カタカナも46文字ですが、主に外来語、固有名詞、一部の擬音語を書き表すために使われます。直線的で角張った字形が多く、日常的な文章での登場頻度もひらがなより低いため、覚えにくいと感じる学習者が少なくありません。2つの文字体系を同時に学ぶと、形の似た文字どうしを混同してしまうこともあります。 

漢字(漢字)

日本語の文字体系で最も難しいのが漢字です。中国から取り入れられた漢字は字形が複雑なうえ、読み方も意味も複数あります。一般的な文章を読みこなすには、約2,000字の漢字を覚える必要があります。漢字学習には粘り強さと効果的な学習法が欠かせず、そうでなければ途中で挫折しやすくなります。

  • 文法と、逆順になる語順

文字に加えて、日本語の文法も学習者にとっての難関です。特にベトナム語や英語と語順が大きく異なる点が壁になります。

ベトナム語と英語では、文は通常次の順序で組み立てられます。

ベトナム語:主語-動詞-目的語(「私は・食べる・ご飯」の順)

英語:Subject – Verb – Object(I eat rice.)

これに対し日本語の語順は、主語-目的語-動詞となります(Watashi wa gohan wo tabemasu.=「私は・ご飯を・食べます」)。つまり動詞が必ず文末に来るため、話すときも書くときも発想そのものを切り替える必要があります。さらに日本語には、文中の要素どうしの関係を示す助詞が数多く存在します。 助詞を取り違えると、文の意味がまったく変わってしまうこともあります。

1.2 日本語学習で有利に働く点

日本語は難しい言語だと言われますが、常に大きな壁であり続けるわけではありません。実際には、他の言語より取り組みやすくなる利点がいくつもあります。ここでは、日本語学習をよりシンプルで楽しいものにしてくれる要素を挙げます。 

  • 覚えやすい音韻体系

日本語学習の最大の利点のひとつは、音韻体系が比較的シンプルなことです。英語や中国語と比べて音節の数がかなり少なく、発音に慣れて覚えるのが容易です。さらに日本語には声調がありません。ベトナム語や中国語では、音の高さを変えるだけで語の意味がまったく変わってしまいますが、日本語ではその心配がないため、会話のときも気持ちが楽になります。加えて日本語の発音は非常に明瞭で、極端に難しい音もありません。各音の読み方は固定されていて、語によって大きく変化することもないため、初学者でも複雑な音韻規則に圧倒されることなく、聞き取りと発音に取り組めます。

  • 豊富な無料学習リソース

インターネットとテクノロジーが大きく発展した今日、日本語学習者は多額の費用をかけずとも、数え切れないほどの無料リソースを利用できます。

現在、日本語の学習教材は電子書籍、ウェブサイト、日々の練習を支えるモバイルアプリなど、さまざまなプラットフォームで提供されています。NHK World、Tae Kim’s Guide to Learning Japanese、Wanikaniといった有名サイトでは、基礎から応用までの講座が体系的にそろっており、効率よく学び進めることができます。

また、YouTubeも膨大な知識の宝庫です。ネイティブ講師から長年の学習者まで、多くの人が日本語学習の解説動画を無料で公開しています。Duolingo、Anki、LingoDeerなどのアプリを使えば、語彙・文法・漢字の練習をスマートフォンで手軽に続けられます。

学習リソースがこれだけ充実しているため、教材や高額な講座に多くの費用をかけなくても、自分に合った学習ロードマップを自分で組み立てられます。

2. 効果的な日本語学習法

日本語の学習は長い道のりであり、粘り強さと正しい方法が欠かせません。その場の気分で学ぶだけで明確な方向性がなければ、飽きて意欲を失いやすくなります。最良の成果を得るには、自分の目標に合った科学的な学習戦略が必要です。ここでは、日本語を効率よく習得するための3つの重要なステップをご紹介します。

2.1 学習目標を明確にする

日本語学習を始める前にまずすべきなのは、自分の目標をはっきりさせることです。これは進む方向を定めてくれるだけでなく、長期にわたって学習を続けるための原動力にもなります。次の点を自分に問いかけてみてください。何のために日本語を学ぶのか。留学のためか、日系企業で働くためか、それとも純粋に日本文化が好きだからか。どの水準を目指すのか。初級(N5・N4)、中級(N3)、上級(N2・N1)のどれか。日常会話のために学ぶのか、JLPTの資格取得のために学ぶのか。目標が違えば、必要な学習法も変わります。基本的な会話ができれば十分なら、聞く・話すスキルに重点を置けばよいでしょう。一方、JLPT受験を目指すなら、語彙・文法・漢字の学習に多くの時間を投じる必要があります。目標が明確であれば、自分に合ったロードマップを選べ、学習の途中で迷子になることもなくなります。

2.2 自分に合った学習ロードマップを選ぶ

目標が定まったら、あてもなく学んで効果が出ない状態を避けるために、具体的な学習ロードマップを組み立てましょう。ロードマップは、理解の進み具合や確保できる時間に合わせて日々調整して構いません。最初に立てた計画を必ず守り抜く必要はないのです。最も大切なのは、中断せずに毎日学習を続けることです。

VietISの初心者向け「6か月で日本語をマスターする詳細学習ロードマップ」も、ぜひ参考にしてください。 

2.3 賢い学習法を取り入れる

具体的なロードマップに加えて、学習法そのものも、速く吸収し長く記憶に残すうえで重要な役割を果たします。ここでは、すぐに実践できる効果的な学習法をいくつかご紹介します。

  • 間隔反復(spaced repetition)による語彙学習

「spaced repetition」は「間隔反復」とも呼ばれ、復習と復習の間隔を少しずつ広げながら、学んだ内容を周期的に繰り返す学習技法です。簡単に言えば、正しい発音に沿って単語や文型を繰り返す、あるいは学習内容の復習サイクルを繰り返すということです。間隔を空けて反復することで、新しい知識を覚えやすくなり、情報をより長く保持できるようになります。一定の間隔で何度も同じ情報に触れるうちに、その情報は徐々に長期記憶へと移っていきます。 

「spaced repetition」の実践方法は2通りあります。周期を固定する方法と、間隔を広げていく方法です。「周期固定」では3日×3サイクルを用います。まずあるテーマの知識を学び、初回学習から3日後に復習し、さらにその3日後にもう一度復習します。つまり同じ内容を3日おきに計3回復習することになります。一方「間隔拡大」では、復習の間隔を少しずつ長くしていきます。たとえば学習から2日後、4日後、8日後といった具合です。考え方は同じですが、この方法では同じテーマを復習する間隔が時間の経過とともに徐々に広がっていきます。

「spaced repetition」はすでに効果が実証されており、英語学習で広く活用されています。日本語学習にもそのまま応用できます。復習と復習の間隔を広げていくことで、間隔反復は情報を記憶する力を着実に高めてくれます。この方法は記憶力そのものを鍛え、短期間で覚えることも、覚えた内容を長く保つことも助けてくれます。

  • 娯楽と組み合わせる

言語の学習は、語彙や文型を覚えるだけでは足りません。実際に人と話し、文化を学ぶことも必要です。そこで、アニメを見る、日本の音楽を聴くといった娯楽と日本語学習を組み合わせるのは効果的な方法です。毎日自然に日本語に触れながら、日本文化を知り、リスニングを鍛え、新しい語彙を覚えられるうえ、学習そのものへの興味も高まります。

  • 毎日会話を実践する

どれだけ熱心に学んでも、実践しなければ日本語を使いこなせるようにはなりません。反応の速さと話す力を伸ばすために、毎日会話を練習する方法を見つけましょう。

・鏡の前で話す練習をする:会話への自信を高める方法です。簡単な文型で話してみて、発音を正確に整えていきましょう。

・一緒に学ぶ仲間を見つける:FacebookやZaloの日本語学習グループに参加すれば、同じ目標を持つ人とつながり、一緒に練習できます。

・日本人と話す:機会があれば、HelloTalk、italki、Tandemなどのプラットフォームで日本人と会話してみましょう。ネイティブと直接話すことで、実際の場面で日本語を使う力が伸びます。

毎日の練習は、会話力を高めるだけでなく、日常生活で日本語を使うときの自信にもつながります。

まとめ

日本語の習得は決して楽な道のりではありませんが、正しい方法と粘り強さがあれば、必ず攻略できます。目標を明確にし、自分に合ったロードマップを選び、効果的な学習法を取り入れて、日本語力を着実に伸ばしていきましょう。毎日の努力を積み重ねさえすれば、それにふさわしい成果がきっと得られるはずです。

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