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エンジニアからBRSEへ:新たなキャリアアップの道

ベトナムのIT業界がグローバル化を深める中、ブリッジSE(BRSE)というポジションは、キャリアを飛躍させたい多くのエンジニアにとって、最も有力な選択肢の一つとして注目されています。TopDevの最新調査(2024年)によると、ベトナムのBRSEの42%は元エンジニアからの転身者であり、この数字はわずか2年で15%も増加しています。では、一体なぜこの職種はこれほど多くの人々を惹きつけるのでしょうか?

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エンジニアがBRSEを選ぶ5つの理由

「技術の通訳者」として知られるブリッジSE(BRSE)は、開発チームと顧客をつなぐ重要な役割を担い、大規模プロジェクトの成功に不可欠な存在です。エンジニアがBRSEへの転身を選ぶ理由は多岐にわたりますが、主なものとして以下の点が挙げられます。

収入の大幅アップ

ITviecの報告によると、経験2~3年のBRSEの平均月収は1,800ドル~2,500ドルで、同レベルのエンジニア職と比較して30~50%も高い水準です。特に、日本語能力試験N2レベルに達したBRSEは、日本のお客様と直接協業することで月収3,000ドル以上も可能になります。

「BRSEに転身してわずか18ヶ月で、語学手当とプロジェクト管理手当のおかげで、私の収入はほぼ倍増しました」と、VietISジャパンでBRSEを務めるグエン・ヴァン・フイ氏は語っています。

「キャリアの寿命」問題の解消

常に最新技術へのキャッチアップが求められるエンジニアとは異なり、BRSEは経験を積むほどその価値が高まります。コミュニケーションスキル、ビジネス文化への深い理解、そして顧客との関係構築スキルは、AIや新しいテクノロジーに簡単に代替されるものではありません。経験がそのまま財産となる、長く活躍できるキャリアと言えるでしょう。

多文化な職場環境

一日中コードと向き合うエンジニアとは異なり、BRSEには以下のような多様な機会があります。

  • 日本や韓国のパートナーと直接協業する
  • グローバル規模のプロジェクトに参加する
  • 年間に3~6ヶ月程度の海外出張(多くの企業で制度あり)

明確なキャリアパス

魅力的な収入水準だけでなく、BRSEには非常に明確なキャリアパスが用意されています。

  • プロジェクトマネージャー(PM)
  • 最高技術責任者(CTO)
  • ソリューションコンサルタント

ワークライフバランスの実現

夜遅くまでバグ修正やデッドライン対応に追われることが少ないBRSEは、主に以下の業務に集中します。これにより、よりバランスの取れた働き方が可能です。

  • 要件分析
  • チームの調整・連携
  • 顧客とのコミュニケーション

転身における課題

多くの強みを持つBRSEですが、誰もがこの職種に適しているわけではありません。このキャリアを成功させるためには、以下のスキルが求められます。

  • 優れた語学力(日本語N3レベル以上)
  • 卓越したソフトスキル:コミュニケーション、交渉、問題解決能力
  • 論理的思考力、システム思考:プロジェクト全体を俯瞰して理解する能力

エンジニアからBRSEへの転身ロードマップ

もしあなたがBRSEへの転身を考えているなら、以下のロードマップを参考にしてみてください。

  • フェーズ1(0~6ヶ月):集中的な日本語学習(最低N3レベル)
  • フェーズ2(6~10ヶ月): BRSE専門の集中講座受講
  • フェーズ3 (10~13ヶ月):企業でのインターンシップ

結論

ブリッジSE(BRSE)は、エンジニアにとって行き詰まりを打破する「出口」ではなく、ITキャリアの可能性を広げる有望な選択肢です。コミュニケーションを好み、国際的な環境で働きたいと願う方にとって、BRSEはIT業界でさらなる高みを目指すための大きな扉となるでしょう。

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BRSEになるのは難しい? 初心者が準備すべきこと

ブリッジSE(BRSE)は、その手厚い待遇と明確なキャリアパスから、日本語を話す多くのIT人材が憧れる職種の一つです。「BRSEになるのは本当に難しいの?」「未経験から目指すには何を準備すればいい?」そんな疑問を抱いているあなたに、VietIS Eduが詳しくお答えします!

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ブリッジSE(BRSE)ってどんな仕事?

BRSEとは「Bridge Software Engineer」の略で、文字通りソフトウェア開発プロジェクトにおいて、顧客と海外のオフショア開発チームをつなぐ「橋渡し役」を担う、非常に重要なポジションです。

「技術の通訳者」とも呼ばれるブリッジSEは、単に通訳業務を行うだけでなく、プロジェクトの段階や規模に応じて多岐にわたる業務をこなします。 

1. プロジェクト開始時: 顧客から情報や要件をヒアリングし、それらを分析して課題解決策を提案します。プロジェクトの期間や必要な人員計画を立案するのも大切な仕事です。

2. プロジェクト開発中: 顧客からの要件を開発チームに詳細に伝え、進捗管理、リスク管理、顧客への定期報告を行います。さらに、納品前に製品の品質チェックも行います。

3. プロジェクト完了時: 顧客への最終的な納品を行い、プロジェクトを円滑にクローズします。 

BRSEになるのは難しい? 

「給与水準が高いから、すごく専門的な知識やスキルが必要なのでは?」と思われがちですが、実は多くの人が考えるほど難易度が高いわけではありません。一番大切なのは、困難に直面しても諦めない「忍耐力」があるかどうかです。

BRSEとしてのキャリアをスタートしたばかりの頃は、言語の壁や、顧客と開発チーム双方からのプレッシャーに直面し、多くの苦労を感じるかもしれません。しかし、もしあなたが新しい知識を貪欲に学び、スキルを迅速に向上させられる人であれば、VietIS Eduはきっと仕事上の困難を乗り越えられると信じています。

BRSEに必須のスキル

プロフェッショナルなブリッジSEとして、技術とコミュニケーションの両面で効果的に活躍するためには、以下のスキルを身につける必要があります。 

語学力 

BRSEになる上で最も重要なスキルは、やはり語学力です。 特に日本人顧客と仕事をする場合、仕様書などの文書を正確に理解し、現場のチームに適切に意図を伝えるためには、少なくとも日本語能力試験N2レベルが必要です。 

専門知識(プログラミング)

語学力に加えて、BRSEにはプログラミングとソフトウェア開発プロセスに関するしっかりとした専門知識が求められます。 Java、.NET、C#、Pythonといった主要言語の知識や、コードを読み解き、ドキュメントをレビューする能力などは不可欠です。 これにより、ブリッジSEはプロジェクトの初期段階から技術的な実現可能性を評価し、潜在的な問題を特定することができます。 

コミュニケーション・交渉スキル 

橋渡し役という仕事柄、明確なコミュニケーション能力と、筋道を立てて問題を説明する能力は不可欠です。また、交渉スキルは、BRSEが顧客の期待と開発チームの現実的なリソースとのバランスを取り、プロジェクトが最高の効率で達成されるよう導く上で非常に重要です。

自己学習能力 

テクノロジー業界は変化が絶え間なく起こるため、BRSEは新しいトレンドに常に追いつくために、自律的な学習や情報収集の習慣を持つ必要があります。これにより、業務効率を維持できるだけでなく、キャリアアップの機会を広げることもできます。

その他の資質とソフトスキル 

専門知識に加えて、BRSEには忍耐力、論理的思考力、そして効果的な時間管理や業務の組織化能力が必要です。 日本人顧客の文化や仕事のやり方を深く理解することも、ブリッジSEが信頼を築き、プロジェクトにおいて長期的な良好な関係を維持する上で大いに役立ちます。 

初心者がプロフェッショナルなBRSEになるために準備すべきこと

明確なロードマップがあれば、BRSEになることは決して難しくありません。 以下は、最初の一歩から包括的に準備するためのチェックリストです。

日本語能力の向上: 日本語能力試験N3~N2レベル以上を目指し、資料の読解や日本人顧客との直接コミュニケーションがスムーズにできるよう、継続的に学習しましょう。

プログラミング知識の習得: 少なくとも一つの主要な言語(Java、C#、.NET、Python)と、標準的なソフトウェア開発プロセスに関する知識をしっかりと身につけましょう。

コミュニケーション・交渉スキルの訓練: 問題を明確に提示する習慣をつけ、顧客の期待と現実的なリソースとのバランスを取る交渉術を実践的に練習しましょう。

実務的なソフトウェア開発プロセスに慣れる: 学校でのインターンシップやグループプロジェクトに参加するほか、日本企業とパートナーシップを持つソフトウェア会社でインターンシップに応募し、実践経験を積むのがおすすめです。

自己学習能力の向上: 常に新しい資料を探し、新しい技術を貪欲に学び、業界での優位性を保ちましょう。

必要なソフトスキルの磨き上げ: 忍耐力、几帳面さ、論理的思考力、そして時間管理スキルは、BRSEが様々な状況に素早く適応するために欠かせない要素です。

日本文化の理解: 日本人の働き方や振る舞いのルールを理解することで、日々の業務における信頼関係と親近感をより深く築くことができます。これらのスキルを十分に身につければ、プロフェッショナルなBRSEになるための道のりは、より明確で自信に満ちたものになるでしょう。あなたは「BRSEになるのは難しい?」といった漠然とした不安を抱くことなく、日本のIT業界における有望なポジションを掴み取れるはずです。

ウェビナー:「ブリッジSE(BRSE)になるためのロードマップ」を徹底解説

ブリッジSE(BRSE)は、キャリアアップの機会と魅力的な給与で非常に人気のある職業です。もしあなたがBRSEを目指し、どこから始めれば良いか迷っているなら、ぜひウェビナー「ブリッジSE(BRSE)になるためのロードマップを徹底解説」にご参加ください。長年の業界経験を持つ専門家が、あなたのキャリアの方向性や効果的な学習ロードマップについて徹底的にお話しします。

なぜ本ウェビナーに参加すべきなのか? 

ITまたは日本語の基礎知識があり、魅力的な給与とスキルアップできる職場環境での仕事を探している方に、このウェビナーは最適です。本ウェビナーに参加することで、以下の価値を得られます。 

BRSEについてより深く理解する 

BRSEとして長年の研修と実務経験を持つ講演者が、この職種について具体的なイメージを持てるようサポートします。市場のニーズ、キャリアチャンスから、日本企業におけるブリッジSEの役割や価値まで、このオンラインセミナーですべて詳細に共有されます。 

経験豊富な専門家からのリアルな話を聞く 

ご参加いただければ、現在日本でブリッジSEとして活躍している専門家から、現場の生の声を聞くことができます。机上の空論に終わらず、本プログラムでは、BrSEとしてのキャリアパスを、最初のステップから日本企業の正社員になるまで、全体像としてお見せします。 

必要なスキルを開発するためのアドバイスを得る 

もしあなたがブリッジSEになるためにどこから始めれば良いか悩んでいるなら、これはその道の専門家から役立つヒントを得る絶好の機会です。 各共有が、あなたが陥りがちな失敗を避け、あなた自身に合ったロードマップを見つける手助けとなるでしょう。 

専門家への直接質疑応答 

本プログラムでは、講演者と直接対話する機会があり、あなたの疑問を解消し、将来ブリッジSEとして活躍するための適切な進路を見つける手助けとなるでしょう。

ロードマップガイドと1対1のコンサルティング機会を獲得 

BrSEという仕事に興味があるものの、どこから始めれば良いか分からないという方には、専門家が適切な学習ロードマップを共有し、よくある間違いを避け、設定した目標を早期に達成できるようサポートします。さらに、プログラム後には特別な1対1の個人コンサルティングの機会を提供し、最適な道を見つけるサポートをいたします。 

ウェビナー「ブリッジSE(BRSE)になるためのロードマップ」の情報

講演者と主な内容 

  • ヴー・ヴァン・フイ氏:日本で10年以上の経験を持つBRSE。日本語未経験から実践的なBRSEになるまでの道のりを共有。 
  • グエン・ティ・ホア氏:ドンズー日本語学校の日本語教師。BRSE専門性の高いトレーニングを担当。

主な内容: 

  • 日本におけるBRSEの市場トレンドとキャリアの機会
  • BRSE学習者が陥りやすい初心者のよくある間違いとその克服方法
  • PreBRSE学習ロードマップの解読:ゼロから実践まで
  • BRSEに関する質疑応答 

ウェビナー「ブリッジSEになるためのロードマップを徹底解説 - ゼロから実践まで」は、単なるオンラインセミナーではありません。それは、経験豊富な専門家と出会う貴重な機会でもあります。それを通じて、可能性に満ちたIT環境であなたのキャリアを発展させるための適切な方向性を見つけるきっかけとなるでしょう。 

ウェビナー「ブリッジSE(BRSE)になるためのロードマップ~ゼロから実践まで~」は、この職業の全体像を把握し、適切な道を見つける手助けとなるはずです。今すぐお申し込みください!

京都大学は日本を代表する国立大学の一つです。 1897 年に設立された京都大学は、日本の王家によって設立された 7 つの大学のうちの 1 つで、元の名前は京都帝国大学です。